poem on chair
2012年2月16日木曜日
メランコリック
電車でどこまでも行って
少し眠ったら知らない景色
そこで降りていいにおいのする方へ
ああ、海ですね
ああ、海へ来たんですね
メランコリックブルー
波打ち際に貝殻見つけた
水平線にカラフルコンテナ
風が吹いて夜空に月の船
ああ、銀河ですね
ああ、銀河を行くんですね
メランコリックシルバー
王子様の星でバラに挨拶
石炭袋とおりすぎて
サラサラな音と溶け合いながら
ああ、蝶ですね
ああ、蝶になるんですね
メランコリックレインボー
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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