2013年8月2日金曜日

月が見ていた

しのびしのび込む光と影
蛍光灯の点滅
ガスボンベの路地
魚のさかさのうろこ

八百屋のトマトは転げ
はい回る女の髪がほぐれ
みえかくれする
きえあらわれする
こだまとはりの
真ん中のステップ

待ちわびた風が
青いふろしきを叩いて
蝉のなく季節を祝う

月が見ていた

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呼びかけるのも

  その言葉は名前かもしれない 私に呼びかけるものである 果たして私はまだ体のあるのを知らず、ただ光だけを見つめているのかもしれない 引き換えた記憶はさらに遠くに行く 私は私である印を探すのだ 訪れる、しるべを頼りに私は歩いていく 道端に一輪、黄色い花がある 私に話しかけているよ...