2014年6月17日火曜日

老いた父

老いた父が
癌が再発したら
延命はやめてくれと
いった
生きていることが
もう
そんなに楽しくないのかも
しれない
老いて独りで
満足に生活が出来なくなっている父
私もいつの日か
老いるだろう
生きていることが
そんなに楽しくない日も
来るだろう
私はせめてそれを
正直につづり
父を思い出そう
元気を出せと
うまく言えない

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす