poem on chair
2008年11月19日水曜日
待ちながら
記念日はいらない
指輪もいらない
言葉もいらない
なんの
しるしのなくとも
わかるもの
僕は
それがわかればいい
あの日の
僕の気持ちは
どこを漂っているの
君へ投げかけた
僕の気持ちは
どこで道草しているの
返事はいらない
合図もいらない
なにもいらない
なんの
しるしのなくとも
わかるもの
僕は
それがわかればいい
もし
君がそれを持っているとするならば
僕は
それを待っている
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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