poem on chair
2017年1月5日木曜日
念には
言いそびれました
やりそびれました
書きそびれました
一念3千という言葉があって
一念の刹那の中には
3千もの様相が絡み合って出来てるそうな
言いそびれました
やりそびれました
書きそびれました
服、かわいかった
声、心地よかった
今、美しかった
正しさじゃなくて
正直さを
念にはいれて
そびれた慈しみを
せめてこの
念にはいれて
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傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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