poem on chair
2012年8月2日木曜日
ひとは
地と ひと葉 舞う
血と 人は 舞う
地で ひと葉 朽ちる
血で 人は 朽ちる
地に ひと葉 染みる
血に 人は 染みる
ちが ひとは めぶく
ちが ひとが めぶく
ちへ ひとへ めぶく
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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