2009年6月10日水曜日

逃走

食べるのでなく
眺めるために
世界の果てまで出かけていって
ガラスの家に放り込まれた生き物たち

張本人の人類は
地球は狭いからというけれど
ほんとは生きる延びるために
宇宙へと逃げ込む

餌を与え自由を奪った
生き物たちの反乱を恐れて

自由を与えて永遠を奪った神が
本の中へ逃げ込んだように

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  ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...