2009年5月23日土曜日

道は足元より伸びてゆく
踏み出した道が正しいのか過ちなのかはわからない
ただ自分で選んだ道であればそれでいい
迷うことを恐れていたずらに踏み出すことや
戻ることを恐れて進み続けた道には何も待ってはいない
自分で決めた道ならば
その先には必ず何かが待っている
行きたいと思うなら進めばいいのだ
人に笑われることを恐れて躊躇したり
孤立することを恐れてごまかした道には何も待ってはいない
未踏であろうが険しかろうが
自分のこころに沿い進むのならば必ず何かが待っている
信じなければならないのは
自らの命が発したわずかなる声と
無限に満ちるこの世界の豊かさなのだ
過去を振り返らず
今あるこの時を感謝し踏み出すのだ
あなたの道を
君の道を
そして僕は僕の道を
どこかでその道が交わる時は
この世界に抱かれながら未来を語り道草をする
再び歩き始める時もさよならはいわない
自らの道を歩む友にさよならはない
大空を伝って
大地を伝って
あなたの道を
君の道を
そして僕は僕の道を
命で踏みしめる足音が聞こえるから
静かにこころ澄ませば

2 件のコメント:

悠祈 さんのコメント...

kuroサンの『道』を口の端に滑らせると、bump of chickenの『stage of the ground』が、何処からともなく聞こえてきました

飛べない君は歩いてゆこう
絶望と出逢えたら手をつなごう

道に迷い、うずくまっている影に寄り添い、そっとサヨナラを告げるように、在るがままを受け入れながら、新たな一歩を踏み出す強さを内在した作品だと思います

Takehiko Kurokawa さんのコメント...

ありがとうございます。

ほんとうにちょっとしたことで歩んでいる道が大きく違って思わぬところへたどり着いてしまう。
そういうことを思う出来事があってこの詩を作りました。

思わぬところへたどり着いたとしてもそれが自分でしっかり選んだことならばどんなに苦しかろうと乗り越えることが出来るのではないかとおもうのです。
本当に強くあらねばならないのは
流された境遇に耐える強さではなく
境遇に流されず自分の決めた道を行く強さだと思うのです。
そういったことをこの詩では言いたかったのです。
読んでいただいて感想までいただいてほんとうにありがとうございます。

bump of chickenの『stage of the ground』は聞いたことがなかったので歌詞を読んで、曲も聞いてみました。

曲がついていると歌詞の本来もつリズムが少しこわれて伝わりにくいように感じてしまいました。聞きなれないからかもしれません。

季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす