poem on chair
2009年1月27日火曜日
どこへいったろう
あの日の月はどこへ行ったろう
長く伸びた僕の影が
長く伸びた君の髪に
かかっていた
あの日の月はどこへいったろう
あの日の雨粒達はどこへいったろう
混ざるように
灯る光を反射して
灯る光を見つめてた
あの日の雨粒達はどこへいったろう
あの日の言葉はどこへいったろう
かけられたやわらかな振動が
ぼんやりとからだをかけた
あの日の言葉はどこへいったろう
ああ
時に溶けてしまったかのように
みあたらない
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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