2014年8月14日木曜日

寝苦しい夜が続いて
夜明けの来るのを見届けて眠りにつく
明日が来ることを
うまく信じられないくらいに
世界は急激に変化して
ひとつの部屋の中に
情報が溢れすぎて息ができない

たどり着きたかった場所が
ほんとうに望んでいる場所でないことに気が付いて
子供のころ欲しかった玩具を手にした時に
欲しかったという形容詞が抜けて
どうでもいいように思え
うまく大切にできなかった

目に触れる世界が
おおよそ自分とはかけ離れたところで成り立って行き
そのメビウスの輪のから
放り出された小惑星が
輝きもせず漂っては砕けてゆく

向日葵はいつだって
太陽を向いている
近すぎてはみていることができない
遠すぎてはわかることができない
永遠はすでに抱えている

みつけようとするな!
打ち抜け!
打ち抜いた
「零」

酔え


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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす