2014年7月22日火曜日

雨が降ると天気予報で聞いた
傘を持って出かけた
でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って
だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた

ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して
ぼくの世界はまっ白になったんだ

それで、ぼくは持っていた傘を開いて
歩いたんだ
そんな必要はなかったけれど
それでも、ぼくは雨も降らないのに傘をさして
歩いたんだ

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす