2014年5月4日日曜日

都会の狼

都会でいきてきた狼たちは
いつしかキバを落とした
やわらかいものしか食えない
キレイなものしか食えない

森にいたころ狼たちは
泥まみれの肉だって
かぶりついたのに今じゃ
スカスカのニクばかり

キバのない狼たちは
落としたキバを忘れて
味も臭いもしないニク
飢えて飢えてむさぼる

恐れ恐れ満ちたくて
飢えて飢えてむさぼる

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点在する周遊軌道の断片について(ラブレター)

  時間のそぐわない 永遠 慌ただしい音の 弔う昨日 呼ぶよ 呼ぶよ 呼ぶよ いつか来る未来からの 君の声に 震え過ごした夏のこと 時が降る 巡り来る 春の前の愛しき君