2014年5月10日土曜日

帽子 鏡 赤ちゃん

春先、新しく服を買う
服ばかり立派で薄っぺらい顔が
貧相に思えた

思いついて普段かぶらない
帽子を選んでみることにする

なじまず何度もをみては
とっかえひっかえ

心にイメージがないのだ
どの帽子にどの服か
選んでみて初めてわかるのだ

赤ちゃんが口の中に何でもいれて
確かめようとするのに似ている

口の中の方がものごとの本質というのは
よく確かめられるのかもしれない

帽子のツバ噛みついていたら
店の人に止められた


*この作品はタイトルの、その時目の前にあった
 三つの言葉から5分以内で即興で作ったものです。
 (清書の際多少整えています)
 朗読ではなくてまだ書きつけるのが精一杯です。実験として。


0 件のコメント:

点在する周遊軌道の断片について(ラブレター)

  時間のそぐわない 永遠 慌ただしい音の 弔う昨日 呼ぶよ 呼ぶよ 呼ぶよ いつか来る未来からの 君の声に 震え過ごした夏のこと 時が降る 巡り来る 春の前の愛しき君