poem on chair
2014年3月28日金曜日
ひとひら
わずかな季節に咲いては舞っていく桜の花のよに
色や形の意味が空に溶け出しても
君の前にいることが何も必要としなくても
共にあることのその喜びが
体とか心とか声、越えちゃえばいいね
コンクリの街でも、360度水平線の海の上でも
共にあることの喜びが
体とか心とか声、越えちゃえばいいね
ひとつでもひとひらでも
ひとつでもひとひらでも
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傘
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社にて
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