2014年3月15日土曜日

かなしみ

書き綴った詩をまとめた詩集を
欲しいと言ってくれる人あり
僕は500円で売った。

500円が生き活きと
電車賃やカレーパンに消えて
いったのだが

どうして僕はこんなにも
かなしいのだろう

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす