poem on chair
2013年10月16日水曜日
たんぽぽレジスタンス
同じ詩をうたい続けて
世界に蓄積させていくのだ
やさしく陽気な生きた愛の言葉
命を割いて紡いでゆく
宿命へのレジスタンス
運命からのレコンキスタ
言葉の水滴が降り注ぐ限り
どこへでも水脈は現れる
コンクリの街に閉じ込められながら
根を張るたんぽぽのように
繰り返し繰り返し求めてゆく
意思のゆくえに詩が咲く
自己へのレジスタンス
均一からのレコンキスタ
やがて詩は綿毛をまとい飛んでゆく
そして詩が新たな心に落ちる
朽ちることなく
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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