2012年3月18日日曜日

そしてそれは

惚れた女が告白してくるという
都合のいい夢を見た

女は酔いつぶれ私が背負い
家、もしくはホテルに向かっているのだ
女は背中越しに
幸せにするか?苦労をさせないか?私の事をまだ好きか?
とたずねる
私はもちろんですと答え
女をどこまでも背負えると思った

知らぬ港 見知らぬ人の立ち合いのもと
明けた朝の中 
女と私はくちづけを交わした

そしてそれは夢だった
そしてそれは

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす