2009年7月10日金曜日

今もどこかで旅する人は
好奇心と驚きをもって
世界を歩き続ける

彼らが歩くのは
生まれた土地から
遠く遠く離れたところ

彼らが眠るのは
大切な人から
遠く遠く離れたところ

日が暮れて眠りにつくとき
彼らは喜びと悲しみの混ざった
美しい涙を流す

ああ、あああ、そうか

彼らの目指したところ
それは始まりではあるけれど
終わりでもある場所

今帰り路
もうすぐ帰る

そこはどこより暖かく
どんなとこよりすばらしい

待っててくれるかい
そこにいてくれるかい

今帰り路
もうすぐ帰る
僕の愛すべき人のいる
君のいるところへ

ああ、あああ、そうか

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす