poem on chair
2013年6月30日日曜日
STAGE
動く人々と
見る人々と
その距離の中で
掘り返される
過去あるいは未来
優しい言葉が
届くのではなく
それぞれの記憶のなかで
掘り返される
黄色あるいはレッド・グリーン・・・
繰り返される
STAGEで
風はふき 猫がなき
虫は舞い 窓がゆれる
影が夜と昼の果てを
乗り越える時
観客はすでに別の
STAGEへ
まぎれ込んでいる
流れゆく海流の
その飛沫が空を映して
みつめているように
動くことの出来ない空もまた
その飛沫を包もうとしている
互いに憧れ
その親しみをささやくように
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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