あなたに連絡しないと
心に決めた勝手な決意は
生きることを窮屈にする
届かぬあなたへ
勝手な愛の言葉を告げる
僕はどんなに滑稽だったか
飲みつかれて眠るあなたの横顔を
見つめることもできず眺めるだけ
月が僕を見ていた
2008年12月30日火曜日
2008年12月26日金曜日
輪廻
明日生きられぬ所へは
生まれたくはない
明日自由のない所へは
生まれたくはない
明日笑えぬ所へは
生まれたくはない
輪廻というものがあるならば
そういう不安のなきとこへ
ただあなたに会えぬのならば
どこへも生まれたくはない
生まれたくはない
明日自由のない所へは
生まれたくはない
明日笑えぬ所へは
生まれたくはない
輪廻というものがあるならば
そういう不安のなきとこへ
ただあなたに会えぬのならば
どこへも生まれたくはない
2008年12月20日土曜日
2008年12月18日木曜日
2008年12月17日水曜日
命の道で
思うすべてのことを
言葉にすることの果てしなさ
感じるすべてのことを
伝えようとすることのいやらしさ
あなたの前で膨らみ続ける
あまりに速すぎて捕らえきれない
無数の言葉と感情は
時のかなたへと去ってゆく
光なのか
雨なのか
木々の梢か
土の薫りか
あなたの巡る命の道で
そんなふうに添えたなら
かなたへ消えた心の波が
そんなふうに添えたらいい
言葉にすることの果てしなさ
感じるすべてのことを
伝えようとすることのいやらしさ
あなたの前で膨らみ続ける
あまりに速すぎて捕らえきれない
無数の言葉と感情は
時のかなたへと去ってゆく
光なのか
雨なのか
木々の梢か
土の薫りか
あなたの巡る命の道で
そんなふうに添えたなら
かなたへ消えた心の波が
そんなふうに添えたらいい
2008年12月16日火曜日
2008年12月15日月曜日
2008年12月12日金曜日
笑顔
あなたと一緒にいられる時は
これで最後かもしれないと
時計の針の進むのがつらくなる
こんなにも心をひらいて笑うのは
僕がいるからじゃない
あなたの好きな人がそばにいるから
僕はそれだっていい
あなたの笑う顔を見ていられるのなら
それだけでうれしい
これで最後かもしれないと
時計の針の進むのがつらくなる
こんなにも心をひらいて笑うのは
僕がいるからじゃない
あなたの好きな人がそばにいるから
僕はそれだっていい
あなたの笑う顔を見ていられるのなら
それだけでうれしい
2008年12月11日木曜日
2008年12月9日火曜日
2008年12月8日月曜日
2008年12月5日金曜日
足音
2008年12月4日木曜日
2008年12月2日火曜日
詩篇1-10
1、自由
さて
私は生まれた
自由だ
どこへゆく
なにをする
自由だ
永遠に
命と共にある
自由だ
2、花
それは咲く
私と同じように
あるいは花と同じように
繋ぐため
撒くため
それは咲く
今までと同じように
あるいはそれからと同じように
ここで
3、風
飛ばし
運び
かき消し
揺らす
想いと
命と
叫びと
心を
ふわり
ふんわり
びゅんびゅん
さわさわと
果てから果て
始まりから始まりまで
ふわり
ふんわり
びゅんびゅん
さわさわと
4、音
消えてゆく音は
心の中で反響し
繰り返し繰り返される
何年経とうが
変わらずよみがえる音は
すでに聴くものの一部となる
思い出とはつまり音よりはじまる
5、光
包まれることは
忘れてしまうこと
離れてなくなろうとも
思い出すのだ
なつかしく
そのあたたかさと明るさに
似たものを求めて生きている
だが
記憶の中よりは
どこにも見つけられない
それが光
ほんとうの光
6、影
あることで生まれくるのだが
みつめられることなく
もとめられることなくある
闇ではない
あることは影をたどることで
たしかめられる
なくするには
影にいればよい
耐えられぬなら
影にいればよい
なにか大きな影に
身を潜めることより
あることのさみしさや
あることの恐怖より耐え逃れられる
だが影よりは逃れられない
7、時間
なにに干渉されることなきように
決意したひとつの命であるかのように
無関心にすべてに入り込み
覆し推し進める
ああ
友となれたらいいのに
でも
君はいつでも憎しみの対象
ごめんね
たぶん大切にしないから
8、言葉
離れていくことはしっている
終わらせてしまうことはしている
言葉にしないほうがいいのに
今度こそは
掴んで離れず終わらない言葉が
見つかるかもしれないと
愚かにも
発してしまう
愚かにも
9、愛
これで生きて
これで死ぬ
10、存在
触れて確かめていくことでしかわからない
確かなものに触れて
なんとすべてはうつろいやすいものなのかとわかる
そのうつろいのうちにあるひとつの自由で確かな力
それこそが存在であること
確かな存在であること
と
私は言いたい
さて
私は生まれた
自由だ
どこへゆく
なにをする
自由だ
永遠に
命と共にある
自由だ
2、花
それは咲く
私と同じように
あるいは花と同じように
繋ぐため
撒くため
それは咲く
今までと同じように
あるいはそれからと同じように
ここで
3、風
飛ばし
運び
かき消し
揺らす
想いと
命と
叫びと
心を
ふわり
ふんわり
びゅんびゅん
さわさわと
果てから果て
始まりから始まりまで
ふわり
ふんわり
びゅんびゅん
さわさわと
4、音
消えてゆく音は
心の中で反響し
繰り返し繰り返される
何年経とうが
変わらずよみがえる音は
すでに聴くものの一部となる
思い出とはつまり音よりはじまる
5、光
包まれることは
忘れてしまうこと
離れてなくなろうとも
思い出すのだ
なつかしく
そのあたたかさと明るさに
似たものを求めて生きている
だが
記憶の中よりは
どこにも見つけられない
それが光
ほんとうの光
6、影
あることで生まれくるのだが
みつめられることなく
もとめられることなくある
闇ではない
あることは影をたどることで
たしかめられる
なくするには
影にいればよい
耐えられぬなら
影にいればよい
なにか大きな影に
身を潜めることより
あることのさみしさや
あることの恐怖より耐え逃れられる
だが影よりは逃れられない
7、時間
なにに干渉されることなきように
決意したひとつの命であるかのように
無関心にすべてに入り込み
覆し推し進める
ああ
友となれたらいいのに
でも
君はいつでも憎しみの対象
ごめんね
たぶん大切にしないから
8、言葉
離れていくことはしっている
終わらせてしまうことはしている
言葉にしないほうがいいのに
今度こそは
掴んで離れず終わらない言葉が
見つかるかもしれないと
愚かにも
発してしまう
愚かにも
9、愛
これで生きて
これで死ぬ
10、存在
触れて確かめていくことでしかわからない
確かなものに触れて
なんとすべてはうつろいやすいものなのかとわかる
そのうつろいのうちにあるひとつの自由で確かな力
それこそが存在であること
確かな存在であること
と
私は言いたい
2008年11月30日日曜日
空を飛べたら
空を飛べたらいいのに
街を歩いて
花を見ても
服を見ても
君を思い出す
青空見てると涙が出るよ
空が飛べたらいいのに
あの青空とひとつになれば
憧れることなんかないんだ
君のいない地上は
悲しすぎるよ
僕は空へ行ってしまいたい
空が飛べたらいいのに
街を歩いて
花を見ても
服を見ても
君を思い出す
青空見てると涙が出るよ
空が飛べたらいいのに
あの青空とひとつになれば
憧れることなんかないんだ
君のいない地上は
悲しすぎるよ
僕は空へ行ってしまいたい
空が飛べたらいいのに
2008年11月28日金曜日
2008年11月27日木曜日
2008年11月25日火曜日
高尾山
行楽客行きかう
紅葉の高尾山
男坂と女坂の間に伸びる
仏舎利への道
踏み荒らされぬその一角に
礎となった人々の碑が佇む
雨が降り、風が吹き
陽にさらされようと黙って佇む
怒りか、慈しみか
喜びか、悲しみか
花咲く季節
木々の彩る季節には
手のあることのありがたさ
足のあることのありがたさ
目のあることのありがたさ
心のあることのありがたさ
携え
友とその道を行く
踏み固めて
紅葉の高尾山
男坂と女坂の間に伸びる
仏舎利への道
踏み荒らされぬその一角に
礎となった人々の碑が佇む
雨が降り、風が吹き
陽にさらされようと黙って佇む
怒りか、慈しみか
喜びか、悲しみか
花咲く季節
木々の彩る季節には
手のあることのありがたさ
足のあることのありがたさ
目のあることのありがたさ
心のあることのありがたさ
携え
友とその道を行く
踏み固めて
2008年11月23日日曜日
さよなら愛しき人よ
愛の言葉をささやくたびに
あなたへの想いが消えてゆく
さよなら愛しい人よ
雲の流れるように消えてゆく
愛してるとつぶやくたびに
あなたの面影が消えてゆく
さよなら愛しい人よ
月の欠けるように消えてゆく
歩いた季節は幻の花
紡いだ奇跡は幻の光
さよなら愛しい人よ
思い出までも時の過ぎ行くように消えてゆく
あなたへの想いが消えてゆく
さよなら愛しい人よ
雲の流れるように消えてゆく
愛してるとつぶやくたびに
あなたの面影が消えてゆく
さよなら愛しい人よ
月の欠けるように消えてゆく
歩いた季節は幻の花
紡いだ奇跡は幻の光
さよなら愛しい人よ
思い出までも時の過ぎ行くように消えてゆく
2008年11月20日木曜日
夜
帰り道
夜空を見上げると
月が浮かんでる
あの月へ
二人で行って
碧い地球を眺めよう
足元で
カサカサ笑う
落ち葉みたいに
月の土を
二人で一緒に
くすぐろう
そしたら僕らは
ずっと一緒
夜風が冷たくたって平気さ
恥ずかしがって
少し
寄り添えばいいんだから
夜空を見上げると
月が浮かんでる
あの月へ
二人で行って
碧い地球を眺めよう
足元で
カサカサ笑う
落ち葉みたいに
月の土を
二人で一緒に
くすぐろう
そしたら僕らは
ずっと一緒
夜風が冷たくたって平気さ
恥ずかしがって
少し
寄り添えばいいんだから
2008年11月19日水曜日
待ちながら
記念日はいらない
指輪もいらない
言葉もいらない
なんの
しるしのなくとも
わかるもの
僕は
それがわかればいい
あの日の
僕の気持ちは
どこを漂っているの
君へ投げかけた
僕の気持ちは
どこで道草しているの
返事はいらない
合図もいらない
なにもいらない
なんの
しるしのなくとも
わかるもの
僕は
それがわかればいい
もし
君がそれを持っているとするならば
僕は
それを待っている
指輪もいらない
言葉もいらない
なんの
しるしのなくとも
わかるもの
僕は
それがわかればいい
あの日の
僕の気持ちは
どこを漂っているの
君へ投げかけた
僕の気持ちは
どこで道草しているの
返事はいらない
合図もいらない
なにもいらない
なんの
しるしのなくとも
わかるもの
僕は
それがわかればいい
もし
君がそれを持っているとするならば
僕は
それを待っている
2008年11月18日火曜日
朝陽
僕は時々生きているということが
とてもはかなく
すぐにでも消えてしまうのではないかと
思うときがあるんだ
だから心に浮かんだことを
すぐに言ってしまったり
悲しいくらい衝動的に
なにかをしてしまったり
やめてしまったりするんだ
君に突然会いに行ったのに
うつむいて黙りこくったりする
そばにいないことが耐えられなくて
会うことでさらしてしまうことが怖いんだ
君と出会ったことで
僕は自分の求めているものが
何かわかったんだ
それはすぐそばにあるのに
とてつもなく遠く
すでに手にしているのに
いつまでも追いかけなければならない
それはそのものが
時間をかけて成っていくものだから
それはそのものが
僕と君の間に繰り返される時間の中で
それは成っていくものだから
僕は今、穏やかです
僕はあなたを感じています
もうすぐ夜が明けます
あたらしい明日がやってきます
おはよう
おはよう
君におだやかな朝陽がそそぎますように
とてもはかなく
すぐにでも消えてしまうのではないかと
思うときがあるんだ
だから心に浮かんだことを
すぐに言ってしまったり
悲しいくらい衝動的に
なにかをしてしまったり
やめてしまったりするんだ
君に突然会いに行ったのに
うつむいて黙りこくったりする
そばにいないことが耐えられなくて
会うことでさらしてしまうことが怖いんだ
君と出会ったことで
僕は自分の求めているものが
何かわかったんだ
それはすぐそばにあるのに
とてつもなく遠く
すでに手にしているのに
いつまでも追いかけなければならない
それはそのものが
時間をかけて成っていくものだから
それはそのものが
僕と君の間に繰り返される時間の中で
それは成っていくものだから
僕は今、穏やかです
僕はあなたを感じています
もうすぐ夜が明けます
あたらしい明日がやってきます
おはよう
おはよう
君におだやかな朝陽がそそぎますように
2008年11月15日土曜日
2008年11月14日金曜日
2008年11月12日水曜日
2008年11月11日火曜日
残炎
ああ
この苦しみは
通過儀式なのか
それとも道を
たがえただけなのか
わからない
僕にはわからない
ただ
あまりにも
僕は恋の悦びを
感受したために
もう
なにも
残ってはいない
生きていることへの
悦びを
恋の悦びに
重ねすぎたのだ
僕は
魂を
あの
ベアトリーチェに
捧げてしまったのだ
ああ
あなたは去ってゆく
僕にもたらした
すべてを持って
去ってゆく
残された僕は
ひたすらに
煉獄の炎に
焼かれるしかないのだ
なんと残酷な!
あなたの
しあわせが
僕をさらに烈しく焼きつけるとは!
ああ
ベアトリーチェ
どうして
すべてを焼いてくれないのか
僕はもうこの残炎より
動くことができない
逃れることもできない
目を開けることもできない
ただ
この苦しみが
通過儀式であることを
祈るだけなのだ
愛への
だが
わからない
僕にはわからない
この苦しみは
通過儀式なのか
それとも道を
たがえただけなのか
わからない
僕にはわからない
ただ
あまりにも
僕は恋の悦びを
感受したために
もう
なにも
残ってはいない
生きていることへの
悦びを
恋の悦びに
重ねすぎたのだ
僕は
魂を
あの
ベアトリーチェに
捧げてしまったのだ
ああ
あなたは去ってゆく
僕にもたらした
すべてを持って
去ってゆく
残された僕は
ひたすらに
煉獄の炎に
焼かれるしかないのだ
なんと残酷な!
あなたの
しあわせが
僕をさらに烈しく焼きつけるとは!
ああ
ベアトリーチェ
どうして
すべてを焼いてくれないのか
僕はもうこの残炎より
動くことができない
逃れることもできない
目を開けることもできない
ただ
この苦しみが
通過儀式であることを
祈るだけなのだ
愛への
だが
わからない
僕にはわからない
2008年11月10日月曜日
2008年11月7日金曜日
2008年11月1日土曜日
2008年10月30日木曜日
2008年10月29日水曜日
あたたかい
あたたかい
とてもあたたかい
きたがぜふいて
いきがしろくても
あたたかい
とてもあたたかいです
ずぼんにあながあいて
いろんなひとにおこられても
あなたにあえるとおもうだけで
とてもあたたかいです
あなたは はね
とてもあたたかい
きたがぜふいて
いきがしろくても
あたたかい
とてもあたたかいです
ずぼんにあながあいて
いろんなひとにおこられても
あなたにあえるとおもうだけで
とてもあたたかいです
あなたは はね
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poem on chair
僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair