poem on chair
2008年11月25日火曜日
高尾山
行楽客行きかう
紅葉の高尾山
男坂と女坂の間に伸びる
仏舎利への道
踏み荒らされぬその一角に
礎となった人々の碑が佇む
雨が降り、風が吹き
陽にさらされようと黙って佇む
怒りか、慈しみか
喜びか、悲しみか
花咲く季節
木々の彩る季節には
手のあることのありがたさ
足のあることのありがたさ
目のあることのありがたさ
心のあることのありがたさ
携え
友とその道を行く
踏み固めて
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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