2020年11月7日土曜日

幻の夏

黄色い車に乗って君を迎えにいく

浜辺で行われるステージまで

折りたたみの手紙にぎっしりと文字があって

早く読みなよと急かしてくる

泳いだ後の帰り道

腕が触れてもう少し近くにいたいなと

僕たちは思った

言葉を君が先に捕まえて

僕は君を引き寄せた

幻の夏が永遠に近く現れた


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poem on chair

僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair