昨夜の夢の続きが
現実世界の朝日に溶けて
砕かれた虹のかけらになる
錯乱した水際の白鳥たちが
終わりの季節を知って
飛び立ってゆく
塗り固められた
煉瓦造り、緑の大河へかかる
橋の上を
打ち震えた哀しみ通りぎた
ああ、
今、また
通り過ぎた
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
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