2025年11月23日日曜日

 

鳥の羽根の落ちているを見かける

私はまともな道を歩んでいるのだと思う


それはひとつの導


私が憎しみにかられた時でさえ

異国の港に無数の羽根があり

私を慰めた


羽根を纏う鳥が今朝路上で

私の代わりに身体を潰されて

絶命していた


空を見ていたのです


その鳥は

明け方の空を


私はその鳥に近づいて

逃げないのに驚いて

そして初めて

絶命しているのに気がついたのです


その鳥は空を見ていた


私はひとつの詩をたむける


詩は羽根

ひとつの羽根

ひとつの導



0 件のコメント:

  ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...