poem on chair
2012年2月28日火曜日
履歴書
名前 生まれた日 住んでるところ
連絡先 学歴 趣味特技
何しにきたか
履歴書に書けることは少ない
何を目指しているか
重要なことは何も見えない
くだらない人生送って来たやつは天使かもしれない
まともな人生送って来たやつは 悪魔かもしれない
履歴書は屑籠にいれて
詩の話ができるか
好きな女のどこがいいか語れるか
それだけわかればいい
見ればわかる
一緒にやれるか
試験官を
俺がテストしてるんだ
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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