poem on chair
2012年9月27日木曜日
手紙
手紙をもらった
住所はなくて
新しく暮らす街のこと
心に灯る情熱のこと書いてあった
字を書き慣れたまっすぐな文字
横顔たて髪みてるみたい
返事をすれば
いつまた返ってくるか
わからないから
しばらく手にしたまま
返事考えてる
いつだって手にしたまま
返事考えてる
そばにいて 話しかけるみたいに
返事考えてる
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
0 件のコメント:
コメントを投稿