poem on chair
2012年7月17日火曜日
遠くで遠くへ
轟音騒音爆音
突っ走る
環七沿い
途切れ途切れに
するりと抜けて
唄声がする
空を見上げて
ギターを弾く青年
遠くで遠くへ
ギターケースに
ライブのチラシと
僅かな小銭
反響残響
高架橋のトンネルに
唄声がする
壁を見つめて
ギターを弾く少女
遠くで遠くへ
唄われた心は
紛れたりはしない
かき消されたりはしない
遠くで遠くへ
どこよりそばへ
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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