poem on chair
2008年6月26日木曜日
蝶
蝶が飛んでいる
飛べるのになんとはかない
手のひらで
いとも簡単に消えていく
世界の秩序に逆らわず
飛べるように生まれてきた蝶は
舞い飛ぶ 先にも 後にも
純粋な軌跡が描かれていく
僕ら人間の
飛べもせず歩いた歴史の
たどたどしさよ
蝶よ おまえには
神の声が聞こえるか
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心臓
私を開いておやすみを告ぐ 私を開いてありがとと告ぐ どうしてこうも堅固に鎖を巻いて どうしてこうも扉をとざしている ああ、あと何万遍抱きしめたなら 私はその声を聞けるだろうか
落葉
我らの吸い込む酸素を吐き出した葉っぱらは 風が吹いて地に落ちた 大地に落ちればひそやかな虫らの餌となり 新たに生まれる若葉の床となる しかし我ら人間が地球をコンクリートで塗りつめて 落ち葉をゴミにしてしまう クリーンな世界とは命育たぬ世界 クリーンな世界とは命めぐら...
ひとり
人を好きになったら ひとりになった
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