2021年4月20日火曜日

白詰草

こうしてまた光の速度で

溶け出してしまった私は

あなたの暮らす街から離れていく

朝陽が訪れるたびに

夢の香りから昨日の意味を知って

美しかったあなたが明日にもいるのかもしれないと

追いかけている

白詰草に包まれながら

どこまでここで漂う


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poem on chair

僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair