炊かれた日々のほとりから
かじかんだ麒麟の群れが水平線を目指す
打ち付けられた十字架の残響が
緑の丘を低く飛ぶ
組み上げられた木材が
正方形の海に沈む
密林の岩岩に夜光虫が、蛾が
息を潜めて訪れを待つ
パプリカ
鳥かごの重さを抱えながら
雨粒の軌跡をたどっていく
今朝、馬車は教会へ着いた
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北千住の飲み屋街/誰かの落としたチョコを拾う/バレンタインデイ神からの愛として食う
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