君のいた季節が遠く過ぎ去り
風だけがまだ僕の耳元に届いてる
麦わら帽子を笑いながらかぶって
波打ち際をはしゃいで駆け抜けた
どこに向かうのわからないまま
ただ夕陽を追いかけていた
飲み干したビールの空き瓶から
砂が落ちていく時、永遠は生まれた
どれだけ優しいかわからない君の指先
どれだけ明滅を繰り返したかわからない
鼓動と存在が世界を包み込んでいた
この音と文字のにじむ光景の中だけに
今、君はいるんだろう
笑うことも泣くこともためらうことも忘れてしまった
あの季節に
君ともう一度出会いたくて
僕は綴るんだ
僕は歌うんだ
あーあーあー
うーうーうー
晴れるだろうか明日は
会えるだろうか君に
永遠を弾く
この僕の指の先に
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