2020年9月1日火曜日

アラモード

ささやかな音のするベランダ
踊り子を夜のとばりが包む
塗りたての白壁に飛び跳ねた万国旗
鉄塔をひとまわりして
朝陽がカーテンを揺らす
ロフトに届く慌ただしい暮らしの足音が
夏を遠ざけた
扉を開いてやさしく短い小説を読んだあと
また僕たちは物語に戻った

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呼びかけるのも

  その言葉は名前かもしれない 私に呼びかけるものである 果たして私はまだ体のあるのを知らず、ただ光だけを見つめているのかもしれない 引き換えた記憶はさらに遠くに行く 私は私である印を探すのだ 訪れる、しるべを頼りに私は歩いていく 道端に一輪、黄色い花がある 私に話しかけているよ...