poem on chair
2020年9月14日月曜日
青春ドライブ
空に白い鳥の飛ぶ但馬の街を
快適な速度でドライブ
青春はいつでも瞬く間
今を包み込んで懐かしさに変わっていく
夕暮れが過ぎて
風が海へ帰ってゆく
人の暖かさを探して
ネオンが裏路路地に点灯する頃
ぼんやりしながら
恋人に手紙を書いて
明日の始まりを見届けた
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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