2013年2月3日日曜日

春のコード

一足早い春の香りの包まれる街では誰に話しかけてもやさしく答えてくれる。見上げた空には筋雲があり、それは強い風が何かを押し出そうとしている印。踏み間違えたコードを懐かしく笑うためには正しいコードを次の春のために探さなくてはならない。ゆるやかな河の流れの行方をみているのは誰?

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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす