poem on chair
2012年8月16日木曜日
8月のソネット
うろこ雲ざわめき
たたえた噴水の泉に
サンダルを揃えた
晩夏の踊り子
途切れ途切れの
記憶の隙間に
8分19秒前に贈られた
硝子越しの呼吸
ほおづえの先に
秋の気配たずね
待ちこがれる風に
山茶花みつめる
コオロギの鳴き出す夕べ
たおやかな
釣床の夢
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poem on chair
僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair
(タイトルなし)
ここが永遠だとして 君は誰 ここが天国だとして 僕は誰 光が愛を導いて 地上に現れている ここへ辿り着いたことへの悦び 僕は再び君といた
谷川さんへ
あなたの魂が ちりぢりにみんなの心へ注いで輝いています 空や 人 電車や ヨハンストラウスと 結びついて輝いています それは生きているということ 紙の上に スマホの中に あなたの魂が 詩として輝いています ぼくたちはからだの 存在をたよりに わかろうとしていますが あなたの魂の注...
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