2020年4月20日月曜日

さまよいながら
たどたどと
冬の街を行けば
ちらりちらりと
雪の降る
狂っちまった詩が
はなればなれに
飛んでゆく
夢からさめていばら
吐き出す言葉のそらぞらしさ
誰もいない部屋で
やわらかな照明がちらつく
まだ息をしているということは
まだ流れているということ
真っ白な未来に
ぼくたちはなにをつづる
記してしまえば
描いてしまえば
空白は失われて
無限の自由は
閉じてしまう
触れずにおいておけば
保たれたまま
あぁ、ふさいでいくことでしあk
「生」は
あれない

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poem on chair

僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair