2015年9月2日水曜日

芝生の上で

言葉のわからない世界でも
心地よい風の吹く芝生の上で
降りそそぐ光をあびて
空をただよう雲をみつめるならば
心は穏やかになり笑顔がこぼれる

太鼓の音が響いてくれば
輪が出来て歌いだすのだ
太古からつたわる喜びの歌を
子供が立ち上がり薫りをつかんで駆け出すのだ
私らも立ち上がり踊りゆくのだ

希望と自由の旗がなびいて
鳥たちが高く舞い飛ぶ

言葉の通じない世界でも
私はここにいていいし
自分だけがわかる言葉で
同じように歌えばいいのだ

ぬくもりが私とあたりをつつんで
私が世界をみている
世界も私をみている


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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす