poem on chair
2013年8月21日水曜日
豚と宇宙
養豚場で配られている冊子の中に
著名な詩人が書いた詩が載っていた
豚と向きあって自分と世界を獲得して謳っていた。
あぁ、私は
豚について詩に書いたことがなかった
そういえば
巨人の福王選手についても
殿様バッタについても
デ・トマソ・パンセーラについても書いたことがなかった。
Googleがすべての文字をデータ化しているように
詩人達はいちいち詩にして
追いかけっこ
そして宇宙は光速の3倍の速度で広がっている。
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
痕跡
誰が来たのか 誰が去ったのか それはなんとなくなくなる なにがあって なにが終わったのか その痕跡すらなんとなくなくなる 私も誰かから この世界から なんとなくなくなっていく
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