poem on chair
2008年5月28日水曜日
抱擁
あなたが遠い空の下で
見知らぬ誰かと抱き合う夢を見た
私には見せないその情熱的な
抱擁とくちづけ
私はその場を動かずにただ立って
その光景を見ている
するとこれは夢であるからその様子が
繰り返され始めた
そういうときばかりなかなか目覚めない
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季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす
傘
雨が降ると天気予報で聞いた 傘を持って出かけた でも、雨はぼくが屋根の下にいる間に降って だから、ぼくは濡れた路上の上を傘を持って歩いた ビルの間から木漏れ日みたいに陽が差して ぼくの世界はまっ白になったんだ それで、ぼくは持っていた傘を開いて 歩いたんだ ...
(タイトルなし)
遠くでカナリアがなく 叫ぶのか呼ぶのか 誰を誰かを 流れてくる言の葉と 空気と あなたの記憶 ああ、 私は 立ちたい 私は 立って歩きたい
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