2020年12月1日火曜日

 この夕暮れ時に僕はまだどこにも行かなくていいのだ

駆り立てられて外向きでいなくていいのだ

もう少しこの日の落ちるのをみていたい

もう少しこの日の昇るのをみていたい

街の音に耳をすませたい

料理を味わっていたい

声を聴いていたい

あなたといたい

自分でにんじんをぶらさげて走り転げながらつまずいてようやく空が見えた

いつでも目覚めていたい

この世界の美しさに

私だけの記憶の中だけだとしても

私が身体が抜け殻だったとしても


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  ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...