poem on chair
2018年12月4日火曜日
白い本
白い本の表紙に君が触れた
白い本を持ち上げて君が開いた
開いたものは誰かの呼吸
触れたものは誰かの皮膚
文字が君の時間と一緒に走る
君の身体が熱くなる
君はひとつ深く息をした
白い本を開いたままで
君は顔をあげて遠くを眺めた
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poem on chair
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(タイトルなし)
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