2016年11月4日金曜日

セリフ、例えば語られるべき言葉はどこにあるか

ヘリの飛ぶ音が聞こえる
私を通過していく存在と
私のなすべきこと、
眼前にあるもの

遊園地へ向かう途中の宇宙の道に差し込む日差し
生きていることを謳いあげる珈琲の苦み
近づいた神の君の髪の香りへ許された離脱と距離
巻きあがる神が誰を愛するというのか
ついえるまでつうじて湧き上がることをつづる

ヘリの飛ぶ音が聞こえる
上空3千メートルから何を探している
虚して心という宇宙に何を探している
音を探す、色を探す、美しい尻の丸み
柔い肌、白い指、甲高い声

イマージュとイマージュの間にある詩情
静物と生物の愛だ!にある詩情
あなたの、君の動くことで生まれる微熱
意味を超えたところの愛しているのは人間にあるところの微熱

肉体の朽ちる時、思考は停止する
燃え尽きた灰と炭とが詩篇となり残る

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  ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...