2016年3月9日水曜日

深夜-夜明け

輝きをかいでむせかえる春

闇夜に浮かぶ物の怪はあいつだ

息を殺して抜けるトンネル

身をかがめて突き抜けるパラレル

互いに狩られるすんでのところで戯れる

それぞれの季節の詩に疼きを憶えながら

やがて太陽の血が流れ世界が新たに染まる

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poem on chair

僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair