どこかへ向かう途中で
乗り過ごして
来る予定ではないところへ
来てしまった
自分を取り巻く景色は
人であろうと音であろうと
つかまった手すりであろうと
どこか全部が
つくりもののように感じて
美しい夕焼けは
誰かが描いたようで
会話の節々が
やはり細かく整えられているように
思えるのだ
私はその水路に流れていくのだけれど
そういった自分に
気の付かないままやりすごして
おくほうが
良いのかもしれない
行く先は見えても
ましてわかっても
いないのだけど
広いところに出るのかもしれないと
思っている
それは私のなかにある
命というものが
こすれることで生まれた
磁場が
なにかに引き付けられた
結果に過ぎないと
わかっているから
乗り過ごして
来る予定ではないところへ
来てしまった
自分を取り巻く景色は
人であろうと音であろうと
つかまった手すりであろうと
どこか全部が
つくりもののように感じて
美しい夕焼けは
誰かが描いたようで
会話の節々が
やはり細かく整えられているように
思えるのだ
私はその水路に流れていくのだけれど
そういった自分に
気の付かないままやりすごして
おくほうが
良いのかもしれない
行く先は見えても
ましてわかっても
いないのだけど
広いところに出るのかもしれないと
思っている
それは私のなかにある
命というものが
こすれることで生まれた
磁場が
なにかに引き付けられた
結果に過ぎないと
わかっているから
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