poem on chair
2012年12月3日月曜日
あがらう
揺り起こされて目覚めた
木彫りの女が飛び降りた
枠の中が水で溢れた
停止した街を闇が覆う
枠の中に炎が満ちる
停止した街を哀しみが覆う
動き出した分裂が
命を切り刻んでいく
人波が黒いシステムを囲いこむ
流されないものを流そうとしている
流そうとされるものを流すまいとしている
白い波ではなく黒い波に
紙片を持ちあがらう
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poem on chair
僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair
わたしだったらそうするな
シンプルな問いと答え クローバーを探すわ 四つ葉のクローバーを探すわ 追いついたかしら? パステル色のカエルさん 揺れてるブランコ スカート 今もパレード こぶしを握る 傾きかけた人生 真っ白な造花の薔薇に 赤いスプレーかけていく わたしだったらそうするな わたしだったらそうする...
谷川さんへ
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