2009年2月18日水曜日

僕は

百年も生きられぬのに
なぜこうも日々迷う
大木は千年の生き
ただ天にまっすぐに伸びていく
短いから迷うのか
ならば蜉蝣ははたして

人間という存在に生まれ
正しくあろうとするのに
自らが正しき人間でないと気付いて
取り返しのつかぬ過去に迷い
歩むべき道の険しさに愕然とする

行き着いた先で裁かれ
正しさとはそぐわぬ
その生だったとしても
行く
僕は
いく

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poem on chair

僕たちのいくつかの言葉について 僕たちのいつかの言葉について ここへのせる たゆたう からだの ひとつのように 椅子へ腰かける穏やかな老人のように poem on chair