2008年8月26日火曜日

陽を浴びて地に根を下ろして
あせらずじっくりと伸びる草

風や蝶が駆ける青い空に
たくましい緑の梯子をかける

ああ、バッタや毛虫が昇って食っている

雨を受けて地に抱きついて
聞こえぬ歓喜を宇宙へ響かせ

全うする自由で堂々とした
湿るその手と腕にふれる

ああ、ここにまた新しい芽が突き出ている

未来へ

0 件のコメント:

季節が来て 人ははなれて 風が吹く 冷たい手のひらで 去っていく 金魚 煙であればいい 背徳の館に 君の影が さす