2014年8月14日木曜日

足元が揺れている
存在を揺るがすように揺れている
鳴きつづける蝉のいる夏は
無限の生殖活動への渇望
ひげを生やした権力者たちが
地球儀の上でマージャンをしている
キャンパスに描かれた風景を探して
どくろの生い茂る森をゆく
自発的に動き出した機械に動かされて
すべてが潰されて消えてゆく
砂漠のど真ん中で店を広げて
七色の宝石を売る
月の光がひしめき合うように
それらを照らしている

0 件のコメント:

  ああ、優しい世界が 花の美しい佇まいが 現れる 言葉はそうして歩く 染み付いて歌う そうして染み付いてゆく 慣れ親しんだ冬 浮遊 ぼくはあそびたい みんな知っている 君は誰かのもの 君の瞳に僕がいる 君がいる 美しい君がいる 世界が君を現し...