poem on chair
2010年8月12日木曜日
小船
計り知れないことを
無限と呼んで
そのままの姿で
あると思うことの
傲慢さ
死や終わりは
常にそばにせまり
たあいのない
その幻想を飲み込んでゆく
悲しむことはない
それは単純なる
事実にすぎない
今有限のうちに
前へ前へと進んでいく力に
私らの自由と呼ぶものの中に
含まれているのと
同じように
囲われた海へ
放り込まれ
内なる灯台の指す方へ
痛みや疲れ
眠気や悲しみを従えて
進んでゆく圧倒的な小船を
澄み渡る空は
憶えている
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北千住の飲み屋街/誰かの落としたチョコを拾う/バレンタインデイ神からの愛として食う
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