poem on chair
2009年8月14日金曜日
雫
雨上がりの朝
高枝から雫が落ちる時
蝉の四重奏が輝く蜘蛛の巣を弾き
葉が舞上がり
虫が跳ねる
太陽は大空へとゆるやかに飛び込み
森を鮮やかな緑に立ち上げる
運ばれる純錬な香りに導かれた
私の呼吸を
木々もまた歓迎するようにざわめいた
私の頬に身をゆだねた雫は
悠久の流れの中へ還っていった
私は後を追った
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